茅葺く?

茅葺くための服装を整えて、体験会に参加しよう!
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地下足袋+長袖上下+グローブ+てぬぐい これで完璧!

【地下足袋】
◯何故、地下足袋?
「履き慣れたスニーカーの方が動きやすい」と言って屋根に上がった人は、丸太足場の上でバランスを取る事に気を取られて、茅を葺くことに集中できませんでした。靴の底は地面を歩く際に反発力を推進力に使えるよう、バネのように固く出来ています。このために丸太足場の上では体が安定しません。靴底の無い地下足袋なら足の裏が丸太のカーブに添って密着し、さらに意識せずとも指でもしっかり丸太を掴むので足下に気を取られることが無いのです。

丸太と竹が足場の茅葺き屋根の上では地下足袋が一番

丸太と竹が足場の茅葺き屋根の上では地下足袋が一番

地下足袋は本人も安全なら、屋根を傷めることもない

地下足袋は本人も安全なら、屋根を傷めることもない

◯どこで買う?
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・ホームセンター:ほとんどの人にとって、まず思い浮かべるのはホムセンでしょうか。身近で買いに行きやすいのですが、品揃えや店員さんの専門知識にはあまり期待できません。

ホームセンターは便利ですが品揃えが・・

ホームセンターは便利ですが品揃えが・・

・作業服専門店:いわゆる「職人の店」。その気になって探してみると、街中から田舎まで割とどこにでもあります。プロ向きの店構えは入り難いかもしれませんが、店員さんは親切な普通の人です(アタリマエ)。初めて地下足袋買う旨伝えれば、丁寧に説明してくれるはず。入ってみると色々と変なものが売られていて面白いかも・・・

茅葺きに必要な身支度はだいたい揃う

茅葺きに必要な身支度はだいたい揃う

・ネットショップ:特にサイズに関しての品揃えが豊富ですから、小さなサイズの人など便利かもしれませんが、試着できないので初めての購入にはあまりお薦めで来ません。

・番外編:オシャレ系地下足袋:「地下足袋買っても茅葺き体験会が終わったら履く機会が無い」という方に。かかとの無い地下足袋はアスファルトの道を遠くまで歩くと疲れそうですが、ちょっとご近所までなら軽くて快適、普段使いのスニーカー代わりなら。値段もそれくらい。

お洒落さんに

お洒落さんに

 

◯選び方
・サイズ:靴下のようにぴったりと合わせて履くので、普段の靴よりハーフサイズ小さめが基本です。もちろん小さ過ぎては足の指が痛くなってしまいますが、大き過ぎる地下足袋はかかとに弛みが出て危険ですから注意して下さい。お店で試着される事をお薦めします。22.5㎝〜30㎝くらいまでありますが、小さいサイズは取り寄せになることもあるので、早めの対応を。

・価格:1,500円〜3,000円+αくらい。高価なものは底にエアクッションが入っていたり、国産で縫製が良かったり。

こんな感じで、箱に入って売られています。

こんな感じで、箱に入って売られています。

・コハゼ:コハゼとは地下足袋に足を入れて閉じるためのツメのこと。最近では楽に履けるようにベルクロやファスナーを使ったものもありますが、フィット感や軽量さではコハゼが勝ります。
コハゼの数が10~12枚のものはズボンの裾をたくし込んで履きます。慣れないと履くのに時間がかかりますが、裾に躓いたりせず安全です。新品は特に履き難いので、事前にご近所を散歩したりして、地下足袋にご自分の足の形を覚えさせておくと具合が良いです。
コハゼが5~7枚のものは履くのは楽ですが、脚絆(きゃはん)と組み合わせるなど裾がばたつかないように工夫して下さい。

コハゼは下から順に、ひとつひとつ確実に止めて行くのがコツ

コハゼは下から順に、ひとつひとつ確実に止めて行くのがコツ

・手入れ:地下足袋を買ったら、五指ソックス又は足袋靴下もお忘れなく。靴下を毎日履き替えて、地下足袋は汚れたらたまに洗うくらい。キャンバス地のスニーカーと同じと考えて下さい。

・その他:山仕事や磯釣り用のスパイク地下足袋は、丸太足場の上で滑るので使えません。鉄のパーツを使った安全地下足袋も、しなやかさに欠けるのであまりお薦め出来ません。

因みに全国の茅葺き職人の人気を二分するのは「力王(ブランド名)」の「ファイター(商品名)」と「マルゴ(ブランド名)」の「ジョグ足袋(商品名)」です。本当にそんな名前なんです。あと、最近僕の周りで増えているのは「きねや」の「黒綾地下足袋」、足袋屋さんの作る地下足袋です。

新聞の顔である題字下広告の常連、力王。しかも日経って

新聞の顔である題字下広告の常連、力王。しかも日経って

 

【長袖上下】
汚れても良い長袖上下、少々の雨や寒さなら凌げる上着、暑さと紫外線対策、着替え、タオルなど。まあ、外仕事の常識ですが、暑くなって脱いで行った時に最後が長袖になっているよう、体温の変化に対応できるレイヤードを工夫しましょう。

作業服派 × ツナギ派 × 山服派 × ジャージ派

作業服派 × ツナギ派 × 山服派 × ジャージ派

・鳶装束
・作業服
・山服/クライミングパンツ
・野良着/モンペ・サルッパカマ
・SW/ジャージ・トラックジャケット
◯アノラック
◯手甲

【グローブ】
◯この10年で作業着の世界で劇的に進化したのが作業用の手袋=グローブです。滑りやすく毛羽立ちすぐ破れる軍手か、やたら高価な革手袋、ごっつい重作業用ゴム引き軍手に通気性皆無のゴム手と、何を選んでも仕事にならないため、僕の丁稚時代は傷だらけになっても素手がマシと、グローブせずに屋根を葺いていたものでした。

そこに登場して全国の建設現場を席巻したのがショーワの「グリップ」。手の平にコーティングされた天然ゴムはしなやかで。滑り止め付きなのに蒸れにくく、指先にフィットして細かい作業もこなせます。今では競合製品も増えながら世界を席巻しつつあり、自分好みの製品を選べるようになりました。

ゴム引き中厚・ゴム引き薄手・革手

ゴム引き中厚・ゴム引き薄手・革手

・現行で茅葺き用にデフォルトと言えるのは、ショーワの「組立グリップ」。コンビニでも買える便利さもポイントですが、やはり自分の手にフィットしている事が大切なので、品揃えの良い作業服専門店などで、これを規準に自分の手に合う使いやすいものを探してみる事をお薦めします。

・グローブは毎日替えましょう。新品のゴム引き軍手は「グリップし過ぎて使いにくい」ということがあるので、一度洗っておくと使い易くなります。洗濯機で他の汚れ物と一緒にガンガン洗って大丈夫。

【ヘルメット】

・茅葺屋のイベントではヘルメットは貸し出します。

もしもマイヘルメットを購入される場合は、必ず「墜落時保護用(高所作業兼用)」を選んで下さい。「飛来・落下物専用」は茅葺き用にはあまり役に立ちません。通常の作業用ヘルメットだと重くて辛く感じる人は、クライミング用の製品に軽量なものがありますが、現場によっては「労・検ラベル」の無いヘルメットでは入場できない事があるのでご注意。

ヘルメット被ることで現場に入る心構えも整えましょう

ヘルメット被ることで現場に入る心構えも整えましょう

・ヘルメットはヘッドバンドのサイズが自由に調整できるので、あごひもと併せて自分の頭に合わせます。ヘルメットの下には冬なら防寒、夏なら汗止めにタオルや手ぬぐい、ワッチキャップなどを被ると快適ですから、それらを持参ください。

・ヘルメットには衝撃を与えないように、扱いには注意しましょう。

・手ぬぐいは「姉さん被り」の上にヘルメットを重ねると、首筋の日焼け防止にもなり、汗を止めながら風を孕んで涼しいので、特に暑い季節にはお薦めです。他にも埃や煤の多い茅葺きの現場でマスクにしたり、首に巻いたり包帯代わりに備えたり、もちろん入浴時などにも何かと使えます。かさばらないし洗えばすぐ乾くので、何枚かあると重宝します。

昼寝にも使えるし

昼寝にも使えるし

 

カテゴリー: 茅葺屋からのお知らせ