2007年12月01日

●1201 建設現場

毎日晴れて朝の冷え込みは堪えますが、朝日に透かして見る藍那の雑木林の紅葉は、盛りとなりいよいよ見事です。
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薪や椎茸のホダ木にするための伐採適期を過ぎて大きくなり過ぎたコナラやクヌギ、下草刈りが行われないため増えて来た照葉樹など、問題を抱えつつある藍那の雑木林であっても、日々移ろい行く自然の見せる表情には引き込まれるものがあります。

屋根では軒付けと平行して、下地の横竹の取り付けが進められています。
手伝いチームのアルバイトも、屋根に上がって「男結び」を実戦で覚えます。
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「ここからここまで、全部やり直し」「縄がもったいない、使い方を考えて」
体験会の「カヤマル」とは違い「お仕事」ですので、厳しい指摘が飛びますけれども、まだまだ時間は充分にありますから。
考えながら体を動かしていけば、身に付くことも少なくは無いでしょう。

屋根だけ見上げているとのどかな雰囲気の茅葺きですが、振り返ってみると今回の現場はこんな感じ。
敷地内には茅葺きを含めて3棟のクラブハウスの建設が進められているので、外構や設備工事も併せて様々な職種で大勢の職工さん達と一緒に仕事を進めています。
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普段茅葺きの現場では、パワーツールすらほとんど使わず茅を触るかさかさという音しかしないので、ユンボが這い回りダンプが行き交う現場の空気に慣れるのには、まだしばらく時間がかかりそうです。