カヤマル '06 vol.2
2006年2月12日(日)

カヤマル第2回は4班に分かれて、
乾燥させていた茅を取り込む、それを屋根周りの必要な場所に運び分ける、屋根に上がって茅を葺く、などの作業に順繰に挑みました。
好奇心旺盛な参加者の方々に、気さくな職人さんたちのマッチングは、いつもながら和やか。そして今回は茅葺きの里・美山町でテッタイさん(いわば屋根下の職人!)をさせたらプロ、のムネさんが緊張感のある空気を送風する熱帯低気圧のようでした。「いつも通り」の仕事を黙々とされているので、動きがはやいのです。3倍速再生!?「体験会」でない普段の現場の雰囲気を垣間見るようでした。茅葺きに興味のあるさまざまな方々に現場に入ってもらおうというこのカヤマルの開催に、あらためて、拍手喝采。

では、体験会開始前から作業に入っていたムネさんの投げる茅から、本日のカヤマル、スタート!


足場の上に、つぎ葺く分の茅を運びます。屋根の勾配を見て、使う材料を職人さん同士が確認。茅束を半分に切った根元をのせて穂先の方ものせて阿蘇の茅のせて先週刈り取った茅をのせるという順なら「かぶしんあそかや!」という具合に。

必要な茅束を受け取ってばらして、平らになるようならすのも、けっこうたいへんな作業です。と、いうのも屋根の上だから。

安全帯とメット着用で作業に臨む。左右の移動はこんがらがるのでできません。上下の移動もなかなか困難。

この丸太が屋根面の足場。屋根を直接踏んで痛めないように、と思うと忍び足のようになって、急勾配がさらにこわい。

 

と思ってたら、あ、踏むんだ、これは何の作業中だ?!手前はいちばんの若手職人マツキくん。

     

屋根裏でみなさんが待っているのは…。

垂木の脇から出てくる巨大針?(針金を持った手の少し上に注目。針穴が見えます)「もう5cm山側!」

表側では、屋根に針をえいやぐさり。並べた茅を竹で押さえて、内側の垂木に固定させてしまうのです。

一段茅を並べて押さえるごとに「タタキ」にての表面を揃えていきます。横の人と同じ勾配にするのも難しい。職人さんがさっと見て「そこもう少したたいて」とチェック。

毎週レベルアップしていくと噂の藍那茶屋さんのお昼ごはん、今日は肉じゃが丼にかす汁です。大家族ですね。

犬犬。このあいな里山公園、星和台からも散歩に来る人が多いとか。「むむ、この肉じゃがの肉、牛ではないぞ…」

食べ終わったあとで聞いたんですが「鹿肉じゃが」だったとのこと。美味でした。ごちそうさまです。

食後にわかに始まった西脇さんの茅場植物学セミナー。阿蘇の茅に混じっていたもの。

ご家族の見学もあったようです。子どもたちが茅を遠巻きに、でもしっかり見てますね。

▼つづきます    












      
                           
                 



まだ干している茅がこんなにあります。これもばらして、長いもの、短いものに材料として分けていきます

この公園内で刈り取ったススキを量りましょう。1.5mの縄で茅束のウエストを巻いて、一〆(ひとしめ)という単位だそうです。

こんなにたくさん人が乗って作業してたんですね。屋根下でも大勢で憩える家になりますように。

“photo by Horibe” のカメラマン堀部さん。じゃあこの写真を撮ったのは誰?実にいろんな方がこの現場に関わっておられます。皆さんご紹介できないのが残念!

   
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