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2006年02月10日

●0210 刈り込み/赤い謎

棟が上がったら、上から足場用の丸太を外しつつ、屋根用の大きなハサミで刈り込みながら仕上げていきます。

・0210刈込み.jpg

・0210赤い謎.jpg
ところで、カヤカルの際に参加者の方から「ススキの切り口が赤いのは何故ですか?」「赤いのと白いのとあるのは何が違うのですか?」と、必ず尋ねられます。

何故なんでしょうね。
実は自分でも気になっていまたが、未だにはっきりしたことは分かりません。経験上、茅として良質なススキだと赤いものが多くなるような気もしますが、きちんとした統計がある訳ではありません。
関西随一の茅場である奈良の曽爾高原では、赤いものはチガヤ(血茅?)と呼ばれて、良い茅材として喜ばれているようです。伊勢神宮の修理に行った際には、先方の用意された茅材の中に赤いものは見当たりませんでした。赤いものを嫌って取り除いているのか、神宮の茅場には赤いものが生えないのかはわかりませんが。
sh@


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