薬師門は大きなシラカシとムクノキに挟まれて建っているのですが、ここ数日カシの木からドングリが降るようになりました。
11月にしては暖かすぎて気味が悪いものの、外で仕事をするには最適な気候の中で、葺き上げは順調に進んでいます。
「マキワラ」も取り外したものを参考にして新しく作り直しました。丁稚サガラの力作です。
古いものはやはり稲ワラを芯にしていましたが、耐候性に配慮して今回はススキ100%としました。
古い棟を解体したので、葺き上がって行くにあたって目安となるものが無くなりました。
新調したマキワラが上手く収まり、「蓑甲(ミノコ)」のかたちがきれいに四隅で揃うように、相談しながら葺いて行きます。
慣れない関東風の屋根に挑戦しているので、四つの角をそれぞれ受け持っている職人同士で、息を合わせて葺いて行くことが殊更重要になっています。
あーーー!オシイ!期限切れ…
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お友達に教えてもらったんですが…
毎年秋限定のBANKっす!
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シラカシは個人的にどんぐり拾いをしたい種類ではないですが、昨日の現場でコナラのどんぐりが落ちていたので、たくさん拾ってきました。
この季節はリスのようにせっせとどんぐりを集めています。
事務所の玄関にかざったり、隣の空き地に埋めたりしています。
発芽率はすこぶる良いです。
帽子つきが拾えた時はなんかすごく得した気分になります。
>にち さん、情報ありがとうございます。
話しには聞いていましたが、実際に接するのは初めてでした。自分としては雑木林の再生のためには、植えること以上にその後の手入れ(というか需要の確保)が大切かとも思いますが、とにかくユニークな活動を軌道に乗せて続けているということがすごいと思います。
茅葺きにもこのような切り口がほしいものです。
>ceico さん、コメントありがとうございます。
シラカシは関西では木としても材としてもあまり重宝がられることは無いように思いますが、水海道周辺では特に防風林として活躍しているのを良く目にします。
地元美山の山ではドングリのなるコナラやミズナラがキクイムシで枯れ出したので、熊の食生活が本当に心配です。
コナラのドングリは埋め方のコツとかあるのですか?
どんぐりの埋め方。
特別なことは何もありませんよ。
ただ、埋めておくだけ。ちょちょと土に穴を手であけてどんぐりを入れて埋めもどすだけです。
心配ならば、7.5cmくらいのビニールポットに土をいれてそこに埋めとけば春には発芽します。この場合は水やりを忘れるとだめですが・・・。
そうして、発芽したどんぐりの本葉が出てきたら、好きな場所に定植すればOKです。
土は山の土でもいいし、赤玉土や鹿沼土単用で充分です。
発芽するのには、土に栄養分は必要ありません。
話は違いますが、去年の秋に散歩の途中で拾った銀杏の実を腐らすために埋めておいたものを回収し忘れて、一本発芽しています。
大きくなっては困る場所です。
落葉したら、移植しようと思っています。
でも、このイチョウが大きくなっても銀杏はできないのですよね。
残念!
ceico さん、ありがとうございます。
関西に戻ったら、コナラの他にもアベマキやクヌギや色々埋めてみます。生け垣を作る予定はないから、シラカシはいらないかなあ。
それにしても、銀杏を埋めておいたのを忘れて発芽してしまうなんて、本当にリスと同じで何だか微笑ましいです。
実生から育ったイチョウには銀杏が成らないんですね。知りませんでした。