0620 葺き上がり

葺き並べた茅の穂先が棟に届くようになると、表と裏で並べた茅が押し合い邪魔をするので、まず道路に面した側だけを棟まで葺き上げました。
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棟を越えてはみ出して来た茅を切り揃えてから、庭に面した側の屋根も葺いて行きます。
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はみ出していた茅は棟の材料の一部となります。

屋根が下地に対して起き過ぎれば並べた茅は固まらず傷みやすく、寝過ぎれば薄く寿命の短い屋根になってしまいます。
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適切な勾配に気を配って葺いて来ましたが、念には念を入れて最後の確認。
表と裏で葺き勾配が違えば、棟が傾いてしまいますから。

無事に葺き上がり、いよいよ明日からは棟積みです。
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