0121 棟収め

投稿日: カテゴリー: 茅葺き現場日誌@藍那あいな亭

裏側のケラバも表と同様に葺き上がります。
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一番上に並べた茅を固定する押さえ竹は、屋根の表裏左右全てが平行に収まるように調整しておきます。

その横竹から針金を回して、横積みにした茅を固定して棟のかたちをつくっていきます。
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一つ積んだらその上に一回り小さくまた横積みにして・・を繰り返して、ケラバの勾配に沿って三角の棟が積み上がるようにします。
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ま横に茅を積んだ棟の部分は屋根を葺いたことにはなりませんので、雨養生の杉皮を被せることになります。
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0128 刈込み(雪模様?)

投稿日: カテゴリー: 茅葺き現場日誌@藍那あいな亭

軒を付けてから下から順番に葺いて来て、棟を積んだら屋根は葺き上がりました。
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今度は上から順番にハサミで刈込み仕上げをしていきます。

ところが、素屋根がかかっていたはずなのに茅屋根に雪が積もっています。
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棟が収まり雨漏りの心配が無くなったので、早速鳶さんが素屋根の解体を始めているのですが、折悪しくこの冬最初の本格的な雪模様となりました。

雪降りの中での刈込みは、微妙な凹凸が判りにくく手間がかかります。
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0202 続々・刈込み

投稿日: カテゴリー: 茅葺き現場日誌@藍那あいな亭

軒裏が落ちたら最後に軒先を刈込み仕上げると、軒端が決まって完成です。
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毎日繰り返して来た掃除もいよいよ最後の仕上げ。仕上がった軒端を傷めないように、シコロ屋根の瓦も傷めないように、しかし念を入れてきれいに。
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藍那の現場のために集まってくれた手伝いチームの皆さん、一つの屋根をついに仕上げるまでになりました。

職人も手伝いもこの屋根のために集まった全ての人が、それぞれ自分の仕事をやり遂げてついに大きな屋根が竣工しました。
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