0115 カヤマル1

投稿日: カテゴリー: 茅葺き体験会「カヤマル」茅葺き現場日誌@藍那交流民家

0115maru1.jpg

カヤマル1回目、無事終了いたしました。
茅葺屋としても使い慣れない安全索等を用いた安全管理になりましたが、現場管理の池田建設さん、公園事務所の面々の協力により、つつがなく終えることができました。

参加者の皆さんも、下地くくりや茅こしらえといった地味な工程であったにもかかわらず、積極的に興味を持って取り組んで頂いて、職人としても感心させられることが多くありました。

この後、まだ2回。少しずつ葺き上がっていく工程を、通して取り組んで頂けるように願っています。今後も事故のないように安全第一でいきましょう。
sh@

0116 茅干し

投稿日: カテゴリー: 茅葺き体験会「カヤマル」

カヤマル参加者の皆さんに手伝って頂いた茅干し作業、いつ終わるとも知れず続いています。
・0116茅干し.jpg

当たり前のことですが、いくら茅葺き屋根に通気性があると言っても、湿った茅で葺いては屋根は中から腐ってしまいます。ですからきついことを言えば、充分に乾燥していなければ、ただの「濡れたススキの束」であって、茅とは呼べません。参加者の皆さんも「なぜ屋根葺きに来て、茅拵えを手伝わされるのか」納得しかねることもあったことと思います。
しかしながら、自然の産物である茅は工業製品のようには生産管理できません。雪が積もるとススキは潰され折れてしまって、茅として使えなくなってしまいます。
今年は初雪が重く、降る時期も早かったため、阿蘇でも雪に追われて刈り倒しておいた茅を、雪の下から掘り出して束ねたそうです。本来なら商品として受け取れるような品質ではないのですが、良質な茅を毎年産出して頂いている茅場だけに、天候不順が原因なら可能な範囲でこちらも協力させてもらうことにした次第です。
カヤマル参加者の皆さんには、十分な説明も出来ずお付き合いさせてしまって、申し訳ありませんでした。
sh@

あの茅束は今

投稿日: カテゴリー: 茅葺き体験会「カヤマル」

カヤマル(1)で参加者の皆さんと天日干しにした、あの膨大な阿蘇の茅束は、今、こうなっています。もちろん、これはほんの一部です。

DSCN5483.JPG

明日は、カヤカル(3)。「カヤマル'06」中、最後の茅刈りです。現地は、雪が降りそうで、冷え込んでます。

0122 カヤカル3

投稿日: カテゴリー: 茅刈り茅葺き体験会「カヤマル」茅葺き現場日誌@藍那交流民家

カヤマル'06における茅刈りの最後に、あいな里山公園の中でも茅刈りを行いました。
茅刈りによって生まれる草原は、里山の生態系にとっても不可欠の要素です。里山公園に建てられる茅葺き民家が、民家の剥製の展示となってしまわず、文化としての茅葺きの継承、発展の場となるように、公園内にも良い茅場を育てていきましょう。

0122karu3.jpg

皆さん、おつかれさまでした。
いつか、刈りとった後には茅場に火入れができるようになると、尚良いですね。
sh@

チョンマゲーズ

投稿日: 1件のコメントカテゴリー: 茅葺き体験会「カヤマル」

カヤカル(3)も無事終わり、「カヤマル06」中、材料調達の屋外体験作業を締めくくった風景がこれ。
ニウと呼ぶ地方もあるそうです。刈り取った茅束をこうして円錐状に立てて、保管兼乾燥させるわけです。束の中に雨などがしみ込まないように、穂先の方をしっかりと結んでいるので、先端がチョンマゲのようにも見えます。これだけたくさんあると、動き出しそうな気配もしますね。茅葺交流館の工事現場の側には、今、この"ニウ"がたくさん立っています。皆さんも、ぜひ見に来て下さい。
高台にある現場から、今日はひときわキレイな夕陽が見えました。ご参加の皆さん、スタッフの皆さん、お疲れ様でした。

DSCN5576.JPG