2007年11月26日

●1126 茅葺くための屋根下地とは

今回茅葺屋で担当させて頂く現場に、大工さんの建て方が済んだのでやって来ました。
新築されるストローベイルハウスの屋根を茅で葺きます。
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常々、「藁の家」は屋根を茅葺きにしてこそ完成するのでは?と思っていたので、とても興味深い現場を任せて頂けることになりました。

ただし、角材の垂木で和小屋に組まれた下地は茅葺きのためのものではなく、このままでは茅屋根を葺いて行くことができません。
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茅葺き屋根を新築する機会というのは、大工さんにとっても建築士さんにとってもほとんど無いことでしょうから、新築物件の場合必ずしも珍しいことではありませんが・・・

しなやかで丈夫な茅葺き屋根の「総持ち」が発揮されるように、できることならば小屋組から配慮された建物が増えて行くようになると嬉しいです。
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そのために我々茅葺き職人からも、出来る限りの情報発信を心がけて行きたいと思います。

とにかく茅屋根を葺ける下地にしなければなりません。まず大工さんにお願いして、角材の垂木の上に丸太のヤナカ(母屋)を設置してもらいました。