お知らせ シンポジウム「開催延期」

投稿日: 4件のコメントカテゴリー: 未分類

5月30,31日に開催予定だった、
全国茅葺き民家保存活用ネットワーク協議会第1 0 回シンポジウム
「都市と農村の協働する茅葺き民家」は延期となりました。

カヤマル'09@美山、
カヤマル'09@神戸は今後の状況次第ではありますが、
現在のところインフルエンザによる中止は検討していません。
以下引用:

第10回全国茅葺き民家保存活用ネットワーク協議会総会、シンポジウム
開催延期のお知らせ

拝啓、時下益々御清祥のこととお慶び申し上げます。
平素より、当ネットワーク協議会の事業につきましては、格別のご支援、ご協力を賜わり厚く御礼申し上げます。
当ネットワーク協議会では、来る平成21年5月30日(土)・31日(日)に神戸市北区、八多ふれあいホールにて、第10回全国茅葺き民家保存活用ネットワーク協議会総会、シンポジウム、見学会を開催するべく準備をすすめて参りました。
しかし、神戸市・大阪府を中心とした地域での新型インフルエンザ患者の発生の事態を踏まえ、共催者である神戸市北区を始め、当役員等と慎重に検討した結果、開催の延期を決定いたしました。全国から多数の方にお集りいただく会ですので、集会延期をすることは感染機会の抑制に協力するための必要な処置であるという考えのもと判断いたしました。会員ならびに参加をお申し込みいただいている皆様方には、大変ご迷惑をおかけいたしますが、この事態をご理解いただき、ご協力をお願い申し上げます。
敬具

○延期期日:神戸市北区にて平成21年秋頃に開催を検討中
※詳細が決まり次第、再度、開催案内をさせていただきます

以上

【お問い合せ先】
全国茅葺き民家保存活用ネットワーク協議会事務局
財団法人日本ナショナルトラスト内(担当:池ノ上)
電話 03-6303-1110  FAX 03-3818-1165
e-mail : ikenoue@national-trust.or.jp

株式会社里山建築研究所内(担当:上野)
電話/FAX 029-867-1086
e-mail : satoyama-archi@air.ocn.ne.jp

お知らせ 茅葺きシンポジウム@神戸

投稿日: カテゴリー: 未分類

毎年恒例の茅葺きシンポジウム、今年は茅葺きに取り組む元気な学生たちが主役です。

・全国茅葺き民家保存活用ネットワーク協議会第1 0 回シンポジウム
「都市と農村の協働する茅葺き民家」

平成21 年5 月30 日(土)~5 月31 日(日)
会 場:
○総会・シンポジウム:八多ふれあいセンター(ホール)
(兵庫県神戸市北区八多町附物393-1 TEL:078-982-0514)
○情報交換会:八多ふれあいセンター(茅葺き民家)
(兵庫県神戸市北区八多町附物393-1 TEL:078-982-0514)

○宿泊:ホテルフルーツ・フラワー
(神戸市北区大沢町上大沢2150 TEL:078-954-1002)

問合せ、申込:
全国茅葺き民家保存活用ネットワーク協議会
事務局 上野弥智代
株式会社里山建築研究所
〒300-4212 茨城県つくば市神郡108
電話/ファックス 029-867-1086
satoyama-archi@air.ocn.ne.jp

スケジュール:
■5 月30 日(土)
13:00 開場
13:30~ 開会
13:40~ 開催地報告
14:40~ 各地からの活動報告
15:20~ 休憩・配置転換
15:30~ パネルディスカッション「地域と学生の協働する茅葺き民家」
コーディネーター:安藤邦廣 筑波大学教授
パネリスト:
立命館大学/丹後村おこし開発チーム・笹葺き民家の再生と、その運営
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滋賀県立大学…男鬼楽座/限界を突き抜けた集落での、営みの模索
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神戸芸術工科大学…カヤテックコミュニティ/ニュータウンでの茅刈り
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武庫川女子大学…古民家族/廃屋の再生プロジェクトから、むらづくりへ
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17:30 閉会挨拶
17:40 閉会
□18:00~20:00 情報交換会@八多ふれあいセンター(茅葺き民家)
(夕食兼情報交換会、八多町と交流)
□ 宿泊先 ホテルフルーツ・フラワー
■5 月31 日(日)見学会 9:00~14:00

0324 仕上げ

投稿日: カテゴリー: ワークショップ茅葺き現場日誌+古民家族@船坂/旧坂口家

屋根の上で葺く作業がスムーズに進むのは、裏山で茅の下拵えしたり運んだりする、テッタイさんの働きをする人がいればこそ。
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茅を切るのも手配するのも、段々上手になってきました。

新しく葺いた屋根と、葺き替えていない上半分の屋根の間を葺き詰めます。
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葺き詰め方が足りなければ、古い屋根が緩んで崩れますし、だからといって闇雲に詰め込んだら、茅が屋根の内部に向かって傾いてしまい、そこから雨漏りが始まります。

古い屋根は長年風雨に曝されて厚みが減っています。新しい屋根はそれにつられないように注意して、適正な厚みを保って葺き上がらなければなりません。
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だから、新旧の屋根のあいだには段差が出来るのがあたりまえ。

最後に仕上げのハサミかけ。
屋根の表面を上から順に仕上げて行ってから、軒の裏を刈り落とします。
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重いハサミを持ってのきつい姿勢での作業、「腕が笑った」のはだれでした?

そこらへんに生えている草と、みんなの力とを合わせるだけで、見違える程きれいな屋根になりました。
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来年以降も毎年刈り集めた茅の分だけ、屋根は新しく生まれ変わって行くことでしょう。
あるものを使って、必要な分だけ葺き替えながら、一緒に暮らして行くのが茅葺き民家のあるべき姿。つぎはぎの屋根は、この民家が「生きている」証拠です。

0319 葺き上げ

投稿日: カテゴリー: ワークショップ茅葺き現場日誌+古民家族@船坂/旧坂口家

軒がついたら、屋根の表面になる部分を葺き上げて行きます。
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茅が立ちすぎず寝すぎない最適な角度を保つように、短い茅や長い茅を交互に重ね合わせて調整しながら並べて行きます。
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色んな人が手伝いに来ていますね・・・古民家族はなかなかの大家族ですな。

40〜50㎝くらいの高さが出るだけの茅を並べたら、軒と同じように竹で押さえて下地に縫い止めて行きます。
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屋根の表面を叩き揃えて形を整えたら、息を合わせて竹を踏みしめ、縫い止めている縄を締め上げます。
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この工程を4回繰り返して、古茅をめくった分だけの新しい屋根が葺けました。
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