0224 まだ雪の季節

投稿日: カテゴリー: 茅葺き現場日誌@藍那Cハウス棟

さらに反対側の屋根も葺き上がり、いよいよ棟を積もうという時に、また雪で足止め。
P2241468.jpg
瀬戸内気候で本来なら冬場に乾燥して天気の良い日が続く神戸では、冬は茅葺き屋根葺き替えの好適期なのはずなのですが。

そういえば一昨年に交流民家を葺いた時も、神戸らしからぬ雪の多い年でした。
P2241473.jpg
藍那は雪と縁があるのか?

0221 続々・葺き上げ

投稿日: カテゴリー: 茅葺き現場日誌@藍那Cハウス棟

葺き並べた茅の穂先が棟を越すようになったら、片側の屋根だけを先に葺き上げてしまいます。
両方から並べたら押し合いになってしまいますので。
P2201433.jpg

押さえ竹や縫い止めた針金に負担をかけないように、なるべく多くの人数で並んで掛け声をかけながら、息を合わせて押さえ竹を踏み固める様は、見ていると楽しいというか滑稽でもあります。
P2201437.jpg
しかし、体重をかけて引っ張っている針金が万一切れた場合に備えてバランスをとりつつ、渾身の力で踏み固めるのはなかなかの重労働です。
何より、地下足袋で竹を踏みつける足の裏が痛い。でも、靴でやると力の加減が出来ず竹が割れたりして具合が悪いので。

そんな苦労を重ねつつ片側の屋根は葺き上がりました。
P2211444.jpg

0216 茅刈り体験会カヤカル'08@淀川

投稿日: カテゴリー: 茅刈り

2年振りにヤマダさんの手入れされている淀川十三干潟でのカヤカルを開催しました。
02161395.jpg
予定していた開催日に雨が降り翌日に順延となったことで、参加して頂けなかった方も多く出てしまいましたが、参加された方にはヤマダさんから手厚い指導がありました。
それにしても今年はゴミが多いなあ。

梅田の本当に目と鼻の先で、茅葺きの材料となるヨシが何百年も変わらず刈り取られています。
02161417.jpg
カヤカルが梅田で暮らしたり、働いたり、学んだりしている少しでも多くの人たちに、そのことをまず知って頂く機会になればと思います。

梅田の目と鼻の先でこんなにも深く自然と関わることができる、その楽しさを。
02161426.jpg

0213 雪の季節

投稿日: カテゴリー: 茅葺き現場日誌@藍那Cハウス棟茅葺屋の住まい@砂木の家/新築

所用があり美山の自宅の様子を見て来ました。
0204_1254.jpg
今シーズンは晩秋にカメムシが多くて嫌な予感がしていましたが、やはり雪の多い冬となってしまいました。
「カメムシの多い年は大雪」

雪が積もらないように軒先の足場板は全てはずしてあるので、雪下ろしをしようにもあがることも出来ません。
0213_1323.jpg
まあ、屋根の上においておけば晴れた日には溶けるし、これ以上は積もらないだろうと思っていたのですが・・・一週間ほどあけて行ってみると更にひどいことに。
春まで無事なのを祈ることしか出来ません。

カメムシの多い年だからなのか、神戸の藍那まで雪に見舞われることが多くなってきました。
02131391.jpg
本格的な雪の季節になっては、茅屋根葺きは捗りません。