2007年09月11日

●0911 古屋根解体・下地修理

夏の間仕事をさせて頂いたお宅の、お隣の家にやってきました。隣りと言っても田舎のことなので山の向こうで見えませんが。
この屋根は直ちに葺き替えが必要な程傷んでいる訳ではありませんが、シコロ屋根の修繕のために軒先を切断する必要があり、良い機会なので同時に屋根も葺き替えておこうということでした。
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こちらのお宅では毎年家の周りのススキを刈って、茅が貯まれば定期的に早め早めに葺き替えておられていて、次はこの小間の番という訳です。
早めに葺き替えると古茅の再利用率も高くなるので、結果的に施工費を意外と抑えることも期待できます。

再利用できるものと分別しながら古茅を解体すると、下地の横竹は軒並み虫が入ってだめになっていました。
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ローテーションからしてこの屋根で一番古いこの小間の下地は、囲炉裏やクドの煙で燻されていた様子が残っていましたが、それでも旬の悪い時期に刈った竹だったのか虫が入ってしまったようです。
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煤竹には虫がつかないと言われますが、むしろ正しい時期に刈られて屋根の葺き替えの際に取り替える必要も無かった竹だけが、長い時間をかけて煤竹になったと言うべきでしょう。

今回下地の竹はほぼ全て新しいものに交換しておきました。
これから長持ちしても、煤竹になるチャンスはなかなかなさそうですが、
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シコロ屋根の位置を少し高くしたので、カヤオイも新しいものに交換しました。