今朝はこの冬はじめて、藍那でもうっすらと雪化粧しました。
冬らしく冷え込んだ朝には、ぬかるんだ作業道も凍り付いて良い具合です。
ケラバを積むまでになると茅材の先は棟を越してしまうようになりますから、屋根の表と裏を同時に葺いては互いの材料が邪魔になってしまいます。
まず、表側だけを一番上まで葺き上がり、屋根の端から端まで水平になるように細かく調整します。
屋根が大きく棟も長いので、調整もなかなか大変です。
棟を越して裏側にはみ出している表に葺いた茅材の先を切り取ってから、裏側のケラバも積み上げて行きます。
当然ながらケラバの厚みも、表裏で揃えるようにしなければなりません。
「地上」に出ておられましたね。農協青年部の機関紙です。私もかつて農協青年部長をしていましたので今でも購読しているんです。かやぶき屋根職人が出ていましたから、あれっとおもってみるとまさに。なんか嬉しくなりました。茅と葦のつながりが、都市と農村の新しい関係を作るということに可能性を感じました。面白い取り組み注目しています。
みやきん さん、「地上」掲載の記事を読んで頂き、可能性を感じて頂けるとのコメントをありがとうございます。
編集の方には丁寧な取材をして頂きました。
取り上げて頂いた「砂木の家」の工事も雪解けを待って再開し、完成したものを早く皆さんに見て頂けましたらと思っています。
都市と農村の新しい関係構築のための一つの取り組みとして、今年も茅刈り体験会を行います。ご都合がよろしければぜひいらして下さい。